ささぼーNYC参加録

ささぼーNew Year's cupというデュエプレの大会に参加してきた。このブログはそれについてまとめるものである。

 

まず、主催のささぼー、さらに彼を含めたささぼー軍団の面白さについて熱弁したい。彼はデュエマでかつて日本一になったこともある男だ。チューザビートというデッキの名を耳にしたことのある読者も少なくないのではないだろうか。環境を完璧に読み切ってのメタビートは圧巻の一言で、どうもはなから優勝を確信していたらしい。そんなすごい実績を持つ彼は、同様に他のTCGについても才能を見せていたが、一方でどうやら他のことはてんでダメなようだった。高校を中退し禿げ散らかして2000円で後輩の家の押し入れを間借りしていたニートにユーチューバーになるよう助言したのがそのささぼーの幼馴染で同じくデュエマの実力者であるちゃんなべである。さらにその家主の後輩おっしーも含めた3人で普段からデュエプレを中心とした様々なゲームの配信や、彼らがやりこんでいた時代のデュエマの環境を再現したような動画をあげている。

 

そんな彼らの魅力はなんと言ってもテンポの良いトークである。脳に何も詰まっていないかのような常人ならざる連想ゲームから紡ぎだされる言葉の数々は、そのテンポも相まって好きな人にとってはとてつもなくハマるだろう。そして、ハマりすぎた結果実生活に支障をきたす人すら出てくるかもしれない。苦手な人にとってみればもうただのキモいオタクでしかないだろうが、とにもかくにもめちゃくちゃ面白い、バケモンのような男たちである。しかも、一見すると頭がおかしいのはささぼーだけで、他の2人は相対的にまともに見えるかもしれないが、実は3人揃って支離滅裂な会話ばかりなのだ。それでいて皆デュエプレとMtGと麻雀だけはとんでもなく強い。理解できない会話の中に、しっかりと知性とゲームに対する熱意がある。そのギャップが最高なのだ。

 

そして、そこにはどこかで失ったモラトリアムが確かにある。ゲームをいちばん楽しんでいるのが伝わるし、彼らはあまりに純粋すぎる。頭悪すぎだろこいつら・・・とか思うこともあるが、それすらも愛おしい。50メートル走のタイムで言い争い、マウントの取り合いをしたり、視聴者から贈られたぬいぐるみを取り合ったり、お互いの寝顔をただただ眺め合ったり。大人になるにつれて薄れていく人間臭さをいつまでも持ち続ける彼らにともすれば嫉妬すらする人たちもいるのではないだろうか。

 

是非一度彼らのチャンネルに足を運んでみてほしい。それは彼らのやっているゲームやデュエプレがわからなくても十分楽しめるものだと思う。さらに、彼らの話がわからなくても気にする必要はない。あの3人しか理解できない言語だからだ。視聴者も大体ついてこれていない。下におすすめ動画のリンクを置いておく。ささぼー入門としたら敷居が高いものもあるかもしれないが、もし彼らの話し方が苦手でないのなら、いつか思い出してほしい。絶対にいつかハマると思う。敢えて載せはしないが、面白い切り抜きも多く見つかるし、そういうのを見てみるのもいいだろう。

 

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好きなものを全部あげるとキリがないのでこれくらいにするが、どれも訳も分からず面白い。しかもこんだけハチャメチャなのに編集が凝っててしっかり面白いのもなんか腹が立つ。ささぼーが好きすぎて埋め込みまくって見にくいかもしれないが、是非全部見てほしい。

 

いきなり長くなってしまったが、要は彼らが主催する大会に参加したということである。いつもなら環境考察などを交えて大会の概要を説明するところだが、ポケカと違い環境理解などとは程遠い実力しかないため、そこにはあまり触れない。

 

512人参加のスイスドロー9回戦+8人の決勝トーナメントで優勝を決定するこの大会は、全回戦BO3で行われ、デッキはADレギュの公開制である。ささぼーが選手として参加し、ちゃんなべが実況解説、おっしーともう一人ぱぱぼーという方が大会を運営してくれている。彼らが大会を主催するのは3回目だと記憶しているが、その全てを彼らの実況と熱いハートで彩ってくれた。参加していなくても鳥肌がたつような、そんな一体感を与えてくれる大会についに参加出来たことはこの上なく嬉しい。

 

今回は大会が先に決まり、それ以降にやっと調整を開始したという形である。実に半年ぶりのちゃんとしたデュエプレで、実力不足は否めなかったが、それでもいくらかの根拠を持ってデッキ選択をすることが出来た。

 

調整に際して環境が全く分からなかった上に、シルバー帯にいて環境把握が大変だったが、ポケカ仲間のミナミさんがデュエプレをよくやっているということで、調整を手伝っていただいた。彼曰くカチュアとコントロール系、つまり天門や除去コンが多いのではないかという話であった。BO3で、しかも負け先の仕様がないと先攻後攻に強さが左右されるビート系よりはコントロールの方が安定した勝率を見込めるだろうということもあり、コントロール系がまずは候補にあがった。しかし、カチュアに対して勝率が悪かったこと、ミラーでのプレーに全く理解が無かったことから調整は難航し、結局ビートの中でも除去コンに強そうなものを選ぶという方針になった。何故カチュアを試さなかったのかは今でもわからない。

 

結局メカオーを使うことにした。フェニックス勢のお陰で殴りミスが少なく長期戦に向いていると思ったことが大きい。しかし、5ターン目にちゃんとガトリンガーを強く使えるかどうかに左右されすぎることと、もし強くプレー出来ても裁きから盤面を再構築するまでに相手に余裕を与え過ぎ、それがサファイアやザーディアの着地を許してしまい、一気に苦しくなることが難しかった。一方で、ブロッカーの多さと軽さからビート対面では概ね五分を持てるというのは感触がよかった。メカオーを強く使うにあたって、差し詰め必要なのは5ターン目に強い盤面を作りコントロール耐性を底上げするということだと感じ、それに最適なペトローバを採用した。これによりフェニックスの着地を待つことなくビートすることが出来るようになった他、少し遅れたブリザードに対してはサエポヨにもある程度抗えるようになった。

 

全体除去とアクアポインターの豊富なコントロールに対して、ペトローバプランの存在は非常に大きい。ガトリンガーだけの場合は盤面処理と軽量ハンデスどちらも致命傷になってしまうが、ペトローバの場合はそれまでに2体ほどクリーチャーを出せば十分であり、ハンデス耐性が向上する。また、ペトローバが通って以降はガトリンガーのバリューも上がり、かなり良い選択肢だと思った。一方で、環境に多くいるメカオーはペトローバを採用しない型の方が一般的なのだが、その理由については終ぞわからなかった。

フェニコーラやピラミリオンでアドバンテージを失わずに序盤をやり過ごすこと、フェニックスでリーサルすることの2点がこのデッキの本質であり、フェニックスを減らしてペトローバを採用することはこれに反するという判断なのかもしれないと今思った。また、僕は5ターン目が分水嶺だと思ったが、それ以外のバリューの方が高いのかもしれない。

 

という訳で、今回僕が使ったリストはこれである。

dmps.takaratomy.co.jp

上記のこと以外には、2,3コス域の枚数とピン刺しで相手に少しでもケアを要求出来るようにすることを意識していた。

 

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環境はこのようになっていた。シェア2番手で、やはり天門がいちばん多かったことから今回の選択はそう間違っていなかったと思っているが、ブリザードが想定以上に多かった気もしている。では大会当日に話を移そう。

 

単刀直入に結果から行くと、1勝3敗でその時点でドロップした。1回戦はブリザードだったがこちらがストレート勝ちし、良いスタートを切れたのだが、以降は1勝もすることが出来なかった。以降はささぼーの快進撃を指をくわえて眺めることしかできなかった。

 

もちろん、実力と練習時間が不足していることは理解していた。しかし、ここまで勝てないとも思っていなかった。3回戦、4回戦は先3ブリザード×2やペトローバもガトリンガーも引けなかった返しに最速天門でザーディア2枚から盤面が制圧され、以降ひたすらジリ貧になってしまうのが2試合連続で発生するなど、運もないものだった。2回戦は全く記憶がない。もう少し大会を楽しめると思っていたが、1回戦後にしかスイスドローの心地よい緊張感を味わうことが出来なかった。

 

という訳で、最早ただささぼーを紹介するだけのブログになってしまったが、やはり大会に参加するというのは楽しかったし、それに向けての調整も楽しかった。今回は僕の調整の方向性や効率化が間違っていたのだろうが、デュエプレの楽しさも思い出すことが出来たし、観客としてその後の試合を見るのも楽しかった。今後はささぼーも引っ越して配信頻度が元に戻るようなので、マスター帯でマッチング出来るようなところに常にいたいものだ。