vs LOを勘違いしてませんか?

 最近ツイッターを見ていると、vs LOの経験が無いからか、変なカード入れただけで対策した気になっている人が多いと感じます。一番多いのがジュジュべ&ハチクマンを入れたら相手の山を逆にLOさせられるやん、というやつ。あれが釣りだったら秒でこの記事を消すことになりますが、あれを言ってるのはLO使う人かvs LOをやったことが無い人のどちらかだと思っています。このブログはvs LOのプランってこうやると良いよ、というのを解説していきたいと思います。

 まず、LOというデッキタイプについて定義をした方がわかりやすいと思うので、この記事におけるLOデッキを定義します。「ジュジュべ&ハチクマンを安全に連打し、相手の山だけを枯らして勝つことを目的としたデッキ」とします。能動的なLOの他には、コントロール系のデッキの勝ち筋の一部としてアイアントやジュジュべ&ハチクマンが入っていたりもしますが、これはデッキの中心ではないので除き、狭義の能動的なLOデッキについてのみ語ることとします。定義にある、「安全に」というのがミソで、ここに勘違いがあるのかなと思います。「安全に」をより平易に言えば、「相手の行動をすべて管理した上で」「こちらがLOしないように山を管理しながら」ということになります。最近では前者を超越と呼ぶことが多いようです。後者はヤレユータン(リソースマネジメント)や、リーリエのピッピ人形、スイクンGXやフィオネでセルフLO後に山に返すことで自身のLO負けを回避するということになります。特に、超越状態はそれを維持してなんぼであり、山を維持するためにザクザクピッケルを何度も使いまわす必要があることから、ヤレユータンが使われることが多いです。

 ここにvs LOデッキのヒントを見つけることが出来ます。LOデッキは、つまり、ループに入ってしまえば基本的に負けないデッキだということです。当然ですね。超越、あるいはそれに準ずる相手のトップドローを管理している状況下では相手は何もすることがありません。というか、その状態を超越と言います。こちらのループは問題なく継続され、毎ターン相手の山を4枚あるいは7枚削り、いずれ勝ちます。vs LOで大事なことは「超越状態にされないようにする」ことと、「超越されてもピッケルで対処されない山札を作る」ことです。それぞれ具体的なプレーを説明していきます。

 まず「超越状態にされないようにする」ということについて。これは様々な要素に分けられます。デッキ構築段階で出来る対策は、ヤレユータン(さいはい)や、ゼブライカ(はやがけ)など、盤面におけてかつ無人発電所でも止まらないドローエンジンを入れるということです。そもそも超越されないという点でこれが一番簡単です。また、自分のプレーで出来る範囲では相手の超越に必要な札を増やすことも重要です。LOデッキはその性質からドローエンジンを盤面に並べて手札と山札をそれぞれ強く作っていく必要がありますが、その盤面完成を遅れさせるというのがまず1点。エンニュートゼブライカで回す型はまず種を並べるためにウツギ博士のレクチャーやオーキド博士のセッティングを使いますが、これでは次のドローに繋がらないため、アローラロコンのみちしるべでそれを補います。1体でもエンニュートゼブライカに進化されてしまうとどんどんドローが繋がるため、みちしるべの時点でスタンプを打つことも十分に有効なプレーと言えます。破れかぶれは当然いつ打っても強力。そして、超越される直前のターンにも破れかぶれやリセットスタンプを打てば、押し切れることが多いです。超越される前のターンというのは大体こちらがサイド3or2になるターンです。また、LOデッキにとっての超越は手札を0にすることだけではなく、相手のバトルポケモンを逃げることもワザを使うこともできない状態にすることも含んでいて、フリーザーGXのGX技でエネを破壊したり、カラマネロをカウンターキャッチャーで縛ったりなどがあげられます。超越直前にスタンプ打つことにも通ずるのですが、相手の要求札を増やすために、ベンチに不要なポケモンを置くのは避け、また逃げエネを予め貼っておくというのがもう1点です。

 そしてもうひとつの「超越されてもピッケルで対処されない山札を作る」ということについて。自分にとっての当たりの比率の高い山札作りが大事です。当たりは場面などにもよりますが、ドローサポートや入れ替えリソース、エネルギーが挙げられます。それ以外の要らない札をなるべく減らすことが大事です。ジュジュべ&ハチクマンはこの場合の当たりにはなりますが、超越前に相手がセルフLOすることはないので、序盤に使えるカードとはなりませんし、普通にドロソを入れた方が有効だと考えています。このカードが強いターンと実際に使えるターンの時差を勘違いしてる人が一定数いそうです。また、ベンチを開けておくことも重要です。相手がアローラベトベトン(かがくのちから)を置けている場合を除き、ボール系も破れかぶれなどのドローに化けるので、相手はこれをケアする必要があります。また、山札の質を高めるために不要札を捨ててしまうと、自分のLOが早まってしまう気もしますが、質が高くないと何ターンでも超越されてしまうので、質向上が優先されます。当たりを増やすプレーとしては、前項にも通ずるものがありますが、縛られる対象を減らすということも有効です。アタッカーもエネの軽いものを優先するのは当然ですが、縛られるであろうベンチのポケモンも逃げエネ1以下にしておくとエネ1枚だけでサイドを取れるようになるので、これも間接的に当たりを増やすことになります。

 要点をまとめます。

・超越に強いドローエンジンをデッキに入れる

・相手の手札を流すことで盤面完成を阻止する/遅れさせる

・アタッカーはエネの軽いものを選び、ベンチに余計なものを置かない

・ベンチも縛られないように逃げエネを貼っておく

・ベンチはとりあえず開けておく

・山札の質を高める

 これらに気を付ければ、vs LOはだいぶ上達すると思います。また、いつかLOミラーのプレーも一定の正解を得られたら、ブログにしたいです。乞うご期待。