山破壊エンニュート

 超越エンニュートというデッキがあります。最近の僕の一番のお気に入りです。僕が作ったわけでは無いですし、詳しく解説した記事があるわけでもないので、なんでこんな名前がついているのかはわかりません。でも、僕が大会で使っていて、試合時間最終盤までゲームが続き、結果的に皆に注目された時、「超越エンニュートかぁ」という声が良く聞こえました。だから僕が使ってるデッキは超越エンニュートなんだと思います。そもそも、「超越」ってなんですか?「超越」という言葉は超越グレイシアというデッキに由来するようです。なんやかんやして先1で相手の手札を0枚にし、グレイシアの特性ロックでトップ解決もほとんど許さない、というのがコンセプトだったようです。つまり、「超越」というポケカ用語は「相手の手札を0にする」ということだと考えられます。ここで僕が言いたいのは、超越という行為は勝ちには直結しない、という事です。勝ちに大きく近づくとは思いますが、決めたら勝ちというものではありません。超越グレイシアの勝ち筋は種切れを狙う事だったようです。僕が超越エンニュートというデッキを組む切っ掛けになった人は超越してからリソマネで安全にHANDを決める超越エンニュートHANDでした。僕の超越エンニュートにはHANDのアンノーンは入っていません。僕はこのネーミングには疑問があります。

「デッキタイトルにするなら勝ち筋を名乗るべきでは?」

つまり、グレイシアは種切れグレイシア(ダサいけど)ですし、超越エンニュートHANDはエンニュートHANDに変なカードが入っているだけです。じゃあ僕のデッキは?と聞かれると、エンニュートLOだと思います。相手にドローゴーさせてこっちはリソマネで山が切れない、とかそういう類の受け身なLOではありません。こっちからバンバン山を破壊しに行きます。超越エンニュートというネーミングでは、ここに誤解が生まれるのだろうなと思いました。僕は確かにエンニュートで超越しに行きました。ですが、これは主目的ではありません。という訳で、遅くなりましたが本題です。今回の記事はエンニュートLOです(LOではただの受け身なイメージがするので、本当は山破壊とか名乗りたいし、タイトルはそうなっている)。

 

サンプルレシピ

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デッキコード: 2yyy2p-aNnQR0-3RRM2R

 

このデッキに於ける「超越する」ということ

 このデッキで超越を狙うということは、相手がサイド4以下の状態でリセットスタンプ→ムサシとコジロウ+マタドガスとつなぐことで相手の手札を0にし、ザクザクピッケルでトップを安全なカードにするということを指します。ですが、このデッキに於ける「超越」という行為はただ相手の手札を0にすることだけが目的ではありません。この「超越」の本質はランダムで相手の山札をサイドの枚数分破壊するという点にあります。トップ固定は安全確保のためのおまけです。つまり、このデッキはピッケルで相手が動けないターンを作りながらひたすら山破壊をするデッキと言えます。スタンプを挟んでからムサコジを使うのは、ピッケルで引かせた要らない札をトラッシュさせても山の質が高くなり、以降のピッケルで相手の当たりが増えてしまうからです。

デッキコンセプト、動かし方

エンニュートで山を掘りきり、リソマネで必要な札をループさせる

・超越で相手が殴れない状態を維持する

・山を破壊しきる

 序盤は山を掘り進めながら、相手がサイド4枚以下の状態で、リセットスタンプ+ムサシとコジロウ+マタドガス(ホワイトホール)で相手の手札を0枚にすることを目指します。さらにトップ解決を防ぐためにザクザクピッケルを併用します。これを毎ターン行うためにヤレユータンのリソースマネジメントを用います。カウンターキャッチャーやクラッシュハンマーはピッケルの当たりを実質的に減らしたり、こちらのループ完成前にサイドを取られ過ぎるのを防ぐことが出来ます。一度超越が成功したら、相手が動けない状態を維持することを最優先に、余裕があれば山を破壊していきます(超越と山破壊は同義ですが、数ターンに1度程度の頻度で、ピッケルによるトップ固定だけで済ますターンが必要になります このターンは山破壊こそ出来ていませんが、相手の手札をロックすること自体は成功していると言えます)。例えば、最終ターンはスタンプ+超越→スタンプ→マッグバンで相手の残りサイドが4なら13枚を山札以外のところに置くことができます。それ以前のターンは4枚をトラッシュすることが出来ます。この山破壊がしっかりと勝ち筋になり、25分で十分終わらせられるため、アンノーンHANDは採用していません。

 

 当初、エンニュートHANDはゾロアークに勝てないデッキとして存在していました。マシャカイ+レインボーエネなどを入れて無理やり対策したデッキもあるようですが、このエンニュートゾロアークに勝てるエンニュートデッキです(リセットホール+Uターンボードは無理だからザオボー入れたい)。不思議な託ムウマージやさいはいヤレユータンゼブライカといったドローエンジンに弱いなど問題点はまだまだありますが、デッキパワーは十分に高いので、是非考察が進めばいいなと思っています(掘りきって以降はリソマネでトップ固定が出来るからマグカルゴでサイドを取りに行けるかも?)。