WCS 環境考察

 こんばんは、いちょーです。皆さんJCS、あるいは今シーズンはいかがでしたでしょうか。僕はスタートが遅すぎたのもあって、惨敗でした。来シーズンは開幕からずっと走っていきたいところですね。さて、JCSも終わったので今シーズンもシールド戦とWCSを残すのみとなりました。僕はWCSの権利を持っていないのですが、同一ルールでの自主大会にいくつか参加する予定があり、考察を続けています。この記事は自分の思考の整理のために、そして、皆さんと一緒にWCSルールを楽しめるようになるために、これまでとは全く異なるプールでのゲームに関して、考察していこうと思います。

 

 まず、WCSルールが特殊なのは、そのカードプールの狭さにあります。まずはプールについて正確に把握する必要があります。

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ここに良くまとめられているので、プールについて深く説明することはしませんが、数多くのカードがレギュ落ちすることになっています。以下にその代表的なカードを列挙します。

ポケモン

カプ・テテフGX(ワンダータッチ)

ゾロアークGX(とりひき)

ルガルガンGX(デスローグ)

マーシャドー(やぶれかぶれ)

 

・グッズ

ネストボール

ハイパーボール

レスキュータンカ

こだわりハチマキ

フィールドブロアー

カウンターキャッチャー

穴抜けのヒモ

満タンのクスリ

 

・サポート

グズマ

アセロラ

 

・スタジアム

せせらぎの丘

 

・エネルギー

ダブル無色エネルギー

 

 これらのカードがレギュ落ちすることとなっています。この中で僕が特に深刻だと思っているのがテテフ、ボール系2種、それとグズマ穴抜けのレギュ落ちです。JCSのレギュを基準にその差異を考えていくことにします。

 まず、これまでに考えられたデッキタイプを羅列します。

TAGチーム+ジラーチ(うおん邸レシリザなど)

TAG+ブルー(+ムウマージ)(サナニンフなど)

種GXデッキ(ウルネクやズガアゴドランなど)

進化GXデッキ(ルガゾロなど)

種非GXデッキ(ジラサンなど)

進化非GXデッキ(ニドクインなど)

 どのデッキもゲームをする以上はポケモンを展開する必要がありますが、その手段はデッキによってまちまちでした。様々な展開手段からそれぞれに適したものが選択されていました。例えば、ウルネクデッキではミストレ、ネスト、ハイボを合計10~12枚ほど採用し、ウルネクやギラティナなどのエース、ジラーチやテテフなどの回すカード、エンジン役のカラマネロラインを用意していました。ルガゾロデッキではプレシャスボールからテテフ、ワンダータッチでウツギ博士のレクチャーに繋ぎ、進化ラインを通信、ハイボ、プレシャスでそろえる、といったことを行っていました。今回のWCSレギュでは、カプ・テテフGX、ハイパーボール、ネストボールが使用不可能です。展開に使えるカードはミストレ、通信、プレシャスボール、ネットボール、電磁レーダー、ウツギ博士のレクチャー、ポケモンだいすきクラブ、怪獣マニアくらいとなりました。これらを踏まえ、上述のデッキ群の展開力推移をまとめたいと思います。

TAG+ジラーチ 比較的強化

TAG+ブルー 強化

種GXデッキ 強化

進化GXデッキ そのまま

種非GXデッキ 弱体化

進化非GXデッキ 弱体化

 僕はこのように考えています。プレシャスボールを使えるTAGや種GXデッキはパワーを維持(すなわち強化)していると言えます。進化GXはネストが落ちても通信、プレシャス、ウツギは残っており強さを維持していると言えます。ですが、初動にウツギを確実に使わないと展開が遅いこと、テテフによるボールからの確定サーチがない事から、ゲーム中盤以降は使うことのないウツギ博士のレクチャーを多めに採用する必要があります。種非GXデッキは展開に使えるカードの減少がそのまんまパワーダウンに直結しました。ミストレ対応の超、ドラゴンタイプは比較的マシかと思いますが、深刻です。進化非GXデッキは上述のように横に並べる手段をウツギに依存しています。GXデッキと違いポケモン単体のパワーが低いことや、プレシャスの有無から、かなり弱くなってしまうと思っています。

 

 以上から、種のTAGを含むGX以外のデッキは序盤の展開が遅くなることが予想されます。これだけではTAGや種GXを使うのが妥当に思えますが、進化デッキにも一応の活路があります。これまで進化デッキが敬遠されていたのは進化前のポケモンが1ターン場に居る必要がある、という理由からでした。ジラサンには種狩りでサイドを先行され、ルガゾロに後攻を取れば好き放題に進化元を取られ、そのテンポロスがそのままゲームの負けに直結する、といったこともしばしばでした。これはブラッディアイ(ルガルガンGXの特性)やグズマ、穴抜けのヒモといった、相手のベンチポケモンを引っ張り出すカードに依存した戦術でした。が、今回のレギュレーションではそれらのカードが全部使用不可能となっています。残っているのはカスタムキャッチャーやキュウコン(きゅうびのいざない)、ボルケニオン(ジェットほうすい)など、ほとんど見ることのないカードばかりです。つまり、ベンチのポケモンが狙われにくい環境になっています。これは展開の遅さが問題だった進化デッキにとっては朗報です。

 

 また、今回打点を刻むカードの多くがレギュ落ちしました。こだわりハチマキや満タンのくすり、アセロラなどが該当します。京都CL、JCSとレシリザが2連覇を果たしました。これは先1カキ+ダブルブレイズGXと、ハチマキフレアストライク260点で多くのTAGを2回取れる事によるものだったと言えます。つまり、後攻からTAGチーム主体のデッキでレシリザに勝つことは基本的に厳しかったのです。レシリザ、特にブルー型は依然として高いデッキパワーを有していますが、ハチマキとカキのレギュ落ちにより、多くのTAGチームデッキに活躍の余地が出てきたと思っています。一方で、TAGチームの「1発耐えてスイッチアセロラ」や、「シャドーコネクション+満タン」といった、1回耐えれてしまえばどうとでもなる、といったような戦術は取りにくくなっています。一応グレートポーションはありますが、確定数を何回もずらせるカードではありません。これはメルカリHANDやサナニンフデッキなどにとっては深刻な問題です。

 

 これら3要素を併せ、僕は考慮すべきデッキ群を以下のようなものだと考えました。

・ミストレ、電磁レーダー、ネットボールのタイプアドの取れるデッキ

・ボールを使わずにポケモンを展開出来るデッキ(化石、シャンデラなど)

・種GX主体のデッキ(ズガアゴドランはミストレもあっていい感じやと思います)

グズマが無ければ強いギミックデッキ(カラマネロが狙われにくい、みたいなあれ)

・レシリザに蹂躙されていたTAG主体のデッキ

 

 僕がなんとなく考えていたデッキで言えば、レシリザ、ピカゼク、フェロマッシ、ズガアゴドラン、ロストマーチ、ポッポHAND、DAMAGEデッキなどがあたります。

 

 今週末から各地でWCSレギュでの自主大会が開催されます。どのようなデッキが出てくるのか今から楽しみですね。とりあえず、今週末の大会でどうにか良い結果を残したいものです。それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。