有料記事批評 

 こんばんは、いちょーと申します。昨今のポケカ界隈では有料noteが度々話題に上がります。値段設定であったり、クオリティであったり、賞味期限だったり……。noteが欲しい情報に一番アクセスしやすいサイトだと感じている面もあり、僕としては有料noteに賛成なのですが、やはりそのクオリティには疑問符が付きます。それは特に、「レビューのシステムがない」という事に起因していると考えています。以下の記事では、僕がこれまでに買ってきた有料noteに関して、ネタバレをしない範囲で、無許可でレビューしていこうと思います。この記事が今後有料noteを買おうか迷っている人のみちしるべに、あるいは有料noteを書く人へのみちびきになれば幸いです。

 

 まず、レビューをするに当たって、統一された基準が必要です。今回は以下の3点に対しそれぞれ5段階評価を付すこととします。

1.文章の読みやすさ、レイアウト

2.情報としての価値

3.販売価格に対する満足度

 それぞれ解説します。1は商品である以上、まず人に読んでもらうに足るものであることが前提です。ここでは、レイアウトなどの工夫の他に誤字の多寡、単語が適切に選択されているのか、校閲が丁寧になされているのか、等も見ます。

 2は商品の本質に関わる部分です。新情報だけでなく、既存の漠然とした概念に明確な言語を与えることなどもその対象です。また、既存の無料記事に対して、どれだけ情報量が多いかや、情報の賞味期限や普遍性といったものも含みます。

 最後に、3は完全に僕個人の感覚です。1と2を併せた総合評価だと思ってください。

 

 では、実際に僕がこれまで買ってきた有料記事を見ていきます(以降のものはすべて僕個人の見解です)。これまで買ってきたnoteが相当数に上るので、同一作者から複数の記事を買っている場合、1つだけをレビューしていきます。

 

note.mu


1.☆☆☆☆☆

2.☆☆☆☆☆

3.☆☆☆☆☆

1. 読みやすいです。

2. まず、情報の根幹となるデッキがオリジナルのものであるという独自性があます。これは他の無料記事では見つけることのできないものです。また、各プレイヤーが曖昧に捉えていたプレイングに対しても丁寧な解説が与えられています。追記や更新の頻度も非常に高く、情報の鮮度も高く保たれています。

3. 満足度は非常に高いと思います。他では見つけることのできない情報の多い記事なので、noteで記事を買ったことがないという人にもおすすめ出来るでしょう。

 

note.mu

1.☆☆☆☆☆

2.☆☆☆☆☆

3.☆☆☆☆☆

1.文章を読みやすくする努力があります(冒頭に記述されていますが、原文は結構な怪文です)。人に読ませるものとして、十分な体裁を保っています。

2.環境考察から、デッキ選択、メタへの解答の持ち方に至るまで、明快に言語化されています。デッキレシピなどの価値は今やほとんどないでしょうが、そのアプローチをなぞることは十分価値のある試みであると言えます。

3.執筆当時の評価になりますが、値段に対して、十二分に満足できる内容でした。今後新しく記事を書かれた場合、是非買ってみて良いと思います。

 

note.mu

1.☆☆☆☆☆

2.☆☆☆☆★

3.☆☆☆☆★

 

1.いい加減書くのに飽きてきました。文句のつけようがないです。

2.デッキレシピとしては完成度が高いのだが、それ以上のものはあまり無かったです。レシピに採用、不採用だった各カードを実力者がどう評価しているかを知ることは出来るが、その評価の普遍的な軸について記述があれば、最高だと思います(これが非常に難しいものであることは重々承知です)。

3. この記事自体の情報としての普遍性は低いです。今から買ってどうこうなるものではないと感じます。このレシピに関して情報が欲しい、という具体的な目的のある人は今後検討しても良いと思います。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆☆

2. ☆☆☆☆☆

3. ☆☆☆☆☆

1. いい加減めんど(ry)

2. CL京都直前という、より正確に情報が求められる時期に執筆された記事です。前哨戦前後の考察の流れや、レシピの改善点等まで記されたもので、CL京都のデッキに悩んだらこれで良かったんじゃね?と思わせてくれるものです。レシピ自体は公式で発表されましたが、書かれている情報は間違いなく当時求められていたものでした。

3. 時期が時期だったので、足元を見たという感じもありますが、執筆時期も執筆時期ですし、身を切る選択でもあるので、こんなものかなと思い、この評価です。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆★

2. ☆☆☆★★

3. ☆☆☆★★

1. ところどころスルスルと入ってきてくれない箇所があります。読みにくいという程ではありません。

2. よくあるピカゼクに多少珍しかったカードが入っていますが、それ以上のものはありませんでした。この時期の記事は多くのプレイヤーがCL京都に向けて環境考察をしていたので、その部分に関する情報も溢れていました。独自性等の評価はどうしても低くなっています。また、現在流行しているピカゼクと比較すると、多少の残念さが目立ちます。

3. 安心感のある記事なので、京都で握るデッキがない、という方には良い記事だったと思います。ですが、わざわざこれを買うという意義は見いだせないように感じました。

 

 

note.mu

1. ☆☆☆☆★

2. ☆☆★★★

3. ☆☆★★★

1. 無難な文章。たまに読みにくい箇所があります。

2. ありふれたジラサンでした。最後にデッキ構築の指針について触れられた部分がありますが、これも当たり障りのないことが書いてあるに留まっていました。

3. 新情報や改めて確認出来たことは非常に少なかったです。時期が有料にさせたのかな?といった印象でした。

 

note.mu

1. ☆☆☆★★

2. ☆☆☆☆☆

3. ☆☆☆☆★

1. 文章構造に改善の余地があるかな、と思いました。多少上下させながらでないと入ってきてくれない箇所があります。

2. 既に紹介した福沢諭吉氏の記事と同じく、ここでしか得られない情報である、という点は評価可能です。レシピだけでは難解な部分も多く、買う価値は十分にあると思います。

3. 初めて読んだときは感動する内容でした。しかし、エンニュートHANDを使うに当たっての必須事項は書いてありますが、それを他に延伸させることには繋がりにくく、2度目に読んだ時の満足感はそれほどではありませんでした。よってこの評価としました。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆☆

2. ☆☆☆☆☆

3. ☆☆☆☆☆

1. 読みやすいです。

2. デッキビルドに関する普遍的な鋳型が提示されています。また、デッキのクオリティも非常に高く、今現在(2019/5/21)でもデッキレシピ自体が価値を持っていると言えます。僕自身、シティリーグに向けてデッキを考える度にこのレシピに破壊されました。

3. 情報量も多く、文章も読みやすいです。新たなデッキの組み方のベースが紹介されていることもとても良かったです。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆☆

2. ☆☆☆☆★

3. ☆☆☆★★

1. 読みやすいです。

2. 見慣れないデッキタイプ に対して調整の時間をかけず、クオリティの担保されたレシピを得ることが出来ます。一方で、そこから他に展開していくのは難しい内容だと感じました。

3. デッキの情報代としては高いと感じます。普遍的な情報があまりないことや、デッキの旬が短い事も評価を下げる一因となっています。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆★

2. ☆☆☆☆★

3. ☆☆☆★★

1. 普通に読める範囲内ですが、少し止まる部分があります。

2. 珍しいピカゼクデッキやフェロマッシについての紹介が為されています。しかし、その珍しい構築のメリットが明示されておらず、メタ外のデッキな上に使うきっかけも持ちにくい内容でした。

3. 隣のプレイヤーが使ってたデッキがめっちゃ気になる、とかなら買えば良いのかなぁ程度の内容だと思いました。記事タイトルと構築経緯の齟齬も気になります。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆☆

2. ☆☆☆☆☆

3. ☆☆☆☆☆

1. 読ませる記事。ポケカnote執筆者の中でも特に文章が上手いと思っています。

2. 情報の普遍性に重きを置いて書いているんだろうな、ということをひしひしと感じます。この記事に賞味期限がくるのはTCGが終わるとき、と言っても差し支えないかもしれません。

3. とりあえずこれ買えばいいと思います。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆☆

2. ☆☆☆☆☆

3. ☆☆☆☆☆

1. 読みやすいです。

2. デッキレシピは公式に掲載されているようですが、それに至るまでの思考過程は是非読むべきものだと感じます。

3. 漫然と「とーしんさんすごいデッキ使うなぁ」と思うことも多いのですが、そのすごいデッキに至る過程が丁寧に論理を伴って紹介されています。解説も丁寧に行われており、十二分に信用に足る執筆者だと思います。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆★

2. ☆☆☆☆☆

3. ☆☆☆☆☆

1. 多少の誤字が目立ちますが、十分解釈可能です。

2. デッキ制作過程が明確に言語化されています。無からデッキを作るのではなく、条件を絞ってプールから適したカードを選択するという過程は比較的真似がしやすいものだと思います。その筋道を示してくれているのは非常に有意義です。

3. 高いですが、秘密主義のチームアチャモの考えを盗めると思えば十分見合うものかもしれません(調教済み)。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆☆

2. ☆★★★★

3. ★★★★★

1. 読みやすいです。

2. 特筆すべきところのないルガゾロ。それ以上でもそれ以下でもなかったです。

3. ルガゾロのレシピが書いてありました。

 

note.mu

1. ☆☆☆★★

2. ☆☆☆☆★

3. ☆☆☆★★

1. 少し読みにくいです。

2. 構築の出発点が明示されていないため、このデッキを使うメリット等がわかりませんでした。珍しい構築の情報を知ることが出来る、という点に尽きると思います。

3. 読み終えた後の消化不良感が否めません。知ってどうするんだ、と思ってしまいます。展望が見えにくい(こういう環境なら刺さる、などがあるといつか再び刺さる環境が来た時価値を持てるようになる)のもマイナスポイントだと感じました。これに関しては回してもいないしコントロールに関する知識も薄い僕が悪いかもしれません。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆★

2. ☆☆☆★★

3. ☆☆★★★

1.時系列が前後するなど、いくらか読みにくい箇所がありました。

2. 新弾のカードリストから環境考察をする方法などは汎用性があると感じたが、結果の伴ったものとは言えないとも感じた。それ以外は当たり障りのないものに終始していた。

3. 日記もアンネとかが書いてたらお金出します。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆☆

2. ☆☆☆☆☆

3. ☆☆☆☆☆

1. 読みやすいです。僕には書けない文体ですね。

2. 環境デッキを一番丁寧に解説されている記事です。使用者視点だけでなく、相手視点で、どうジラサンを倒すかにまで言及されていて、ポケカをやるほとんどの人に読む価値のあるものと言えます。また、個人的には、対戦レポが実践の伴ったものとなっていて、何度読んでも感心してしまいます。汎用性は怪しいですが、上手い人の思考に触れられることはそれだけで勉強になります。

3. おすすめです。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆☆

2. ☆☆☆☆☆

3. ☆☆☆☆☆

1. もう良くない?

2. 環境考察からデッキ選択に至るまでの流れがスムーズ。また、メタの実行に関する諸条件も丁寧に言語化されています。僕がシティリーグでサナニンフを考えていた時一番参考にさせてもらった記事もこれです。サナニンフを使いたい人は勿論、デッキのメタの張り方を知りたい人にも良いと思います。

3. 2で書きたいこと書いてしまった。名前は少し読みにくいです(ごめんなさい)。

 

note.mu

1. ☆☆★★★

2. ☆☆★★★

3. ☆☆☆★★

1. シンプルに読みにくいです。

2. ルガゾロって書いてました。

3. ルガゾロのサンプルレシピを知りたい、という理由で買うのであれば、かなりクオリティの高いレシピだったと思います。記事としてはうーん。といった感じでしょうか。

 

note.mu

1. ☆☆★★★

2. ☆☆☆★★

3. ☆☆☆★★

1. 文章がごちゃごちゃして読みにくいです。

2. 結果を出したルガゾロっぽいデッキと珍しいカードがいくらか紹介されています。

3. 2以上に言う事が無いかな、と感じてしまいました。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆☆

2. ☆☆★★★

3. ☆★★★★

1. 読みやすいです。

2. 既に紹介した福沢諭吉さんのレシピが原案の記事です。福沢諭吉さんも紹介記事を書かれていて、それ以上のものを感じられませんでした。

3. 上に同じ。

 

note.mu

1. ☆☆★★★

2. ★★★★★

3. ★★★★★

1. 読みにくいです。

2. 「ゾロアークジュゴンを他人のレシピ参考にして使ったら勝てた」以上のものを読み取れませんでした。

3. 結果に対して値段を付ける方なのだと思います。僕はそれだけでは不十分だと感じたのでこの評価です。

 

note.mu

1. ☆☆☆☆☆

2. ☆☆☆☆☆

3. ☆☆☆☆☆

1. 読みやすいです。

2. デッキ制作の思考の筋道が文章化されていて、それをたどりやすくなっています。

3. 今後の発展のさせ方にも示唆があり、普遍性を伴った記事であると言えます。レシピは無料で公開されているようですが、読んでみる価値はあるかと思います。

 

 

 5/28追記

 何やら相当の反響を得ているようで、燃やされないか内心ビクビクしています。今回の記事は完全に僕個人の主観でしかないので、各々これはもっと評価高いだろ、低いだろ、というのがあるかと思います。が、僕としてはそういう感想を共有する風土が育って、それがnote記事のクオリティの向上に繋がってくれれば良いな、と考えています。僕がそのプラットフォームを提供することはできないのですが、例えばコメント欄で情報共有してくれたりするとなんか書いたかいがあったなと思えます。どうか燃やさないで...

 

5/28 追記2

 面白がってるだけの外野が増えてきたように感じたので、Twitterは鍵にしました。この記事は風土さえ出来てしまえば良いと思ってのものなので、これ以降僕が前面にいる必要はないと判断しました。コメント等での意思表示はお待ちしています。また、まとまった時間が取れたら書ききれなかった有料記事に関しても改めて書こうと思います。その際には、各記事の値段を表示したり、価格帯ごとにソートするなど見やすくする予定です(宣言しないとどうせやらない)。